持続的にパフォーマンスを引き上げる日常の秘訣

本日は「持続的にパフォーマンスを引き上げる日常の秘訣」についてお話していきます。

これは、みなさんがセルフコーチングをしていた場合、「どの程度自分自身にコーチングが浸透しているか」を確認することができる方法でもあります。

その秘訣とは、「セルフトークが変わってきたか?」ということです。

「セルフトーク」はコーチングを学んでいる方は、何度も聞いたことがある言葉ですよね。

耳にタコができた、というぐらいよく聞く言葉です。

そのため、私たちはついついセルフトークの重要性を軽視してしまうのです。

まず「セルフトーク」の定義を押さえておきましょう。

「セルフトーク」とは、自分の中で内省的に言ってしまう独り言のことです。これは言葉だけの問題ではなく、言葉を発するたびに実際の体験を思い出す行為でもあります。

したがって、「俺って駄目だな」と失敗体験を思い出しながら独り言を言うと(思うと)、マインドではあたかもその失敗が再体験されたことになるのです。

こうした「セフルトーク」を日々繰り返していることで、私たちの自己イメージが形成されていくのが分かりますよね。

「セルフトーク」が「自己イメージ」を形成していくのです。

「プレゼンでいつも失敗する」というセルフトークを繰り返していると、「プレゼンでいつも失敗する」という「自己イメージ」が形成されていくのです。

そして、こうした「自己イメージ」が自分の「コンフォートゾーン」の境界を定めていきます。

ここでの注意点は、一般的に望ましくないと考えられる状態でも、「コンフォートゾーン」になり得る、ということです。

「コンフォートゾーン」は自分が快適に感じる領域のことですよね。

さきほどの例えでいえば「プレゼンでいつも失敗する」というところに自己イメージがあると、そこが「コンフォートゾーン」になってしまう、ということです。

「ああ、やっぱり失敗した。これが俺だよな。」となんだか妙に納得して落ち着いているようなものです。

「コンフォートゾーン」でもう一つ重要な観点は、私たちはコンフォートゾーンの中では快適に自然と行動できる、ということです。

いつもの「パフォーマンス」を発揮できる、ということですね。

逆に「コンフォートゾーン」から外れると、途端に「パフォーマンス」を発揮できなくなります。

すごく低レベルな例えで恐縮ですが、いつもトイレでお尻を拭いている手と逆の手で拭いてみてください。

想像するだけで、上手に拭けないな、なんともいえないイヤな感覚がありませんか。

実際に試してみると、いつも拭いている手と逆の手の場合、どれぐらいパフォーマンスが下がる(=上手に拭けない)か、ということがわかります。

まさに、サッカーの試合でいうところの、ホームとアウェイの関係ですよね。

ホームがコンフォートゾーンの内側、アウェイが外側、というところです。

では、ここで整理しましょう。

自分が望むパフォーマンスを発揮するためには、発揮するのが当然という「コンフォートゾーン」に自分がいることが必要です。

その「コンフォートゾーン」の境界を定めているのが「自己イメージ」であり、「自己イメージ」は、あなたの日々の「セルフトーク」で形成されるのです。

よろしいでしょうか?

「セルフトーク」

 ↓

「自己イメージ」

 ↓

「コンフォートゾーン」

 ↓

「パフォーマンス」

確かにコンフォートゾーンから外れたようなシチュエーションでハイパフォーマンスが発揮できたということはあるかもしれません。

しかしながら、ここでパフォーマンスを上げる、といっているのは一時的なことではなく、持続的にパフォーマンスを上げ続けることが出来る仕組みのことです。

そのためには日々の「セルフトーク」がどれぐらい重要か、ということが分かります。

自分がどれぐらいセフルコーチング出来ているか、という観点で「セフルトークがどれぐらい変わったか?」という質問をする理由も理解いただけたことと思います。

ただし、結果的になんとなく変わってきたような気がする、では勿体ないですよね。

今日のテーマは「持続的にパフォーマンスを上げる日常の秘訣」ですから、この「セルフトーク」を日常で、あなたが意識的にマネージしていく、ということを意図しています。

自分の「セルフトーク」は、自分でマネージするのです。

ここは、出来る出来ない、の問題ではありません。

自分の「セルフトーク」をマネージするか、しないか、だけです。

あなたが自分の「セフルトーク」をマネージする、と決める。そしてマネージし続けるのです。

毎日あなたは、この複雑な人体をマネージしているのです。そんなあなたは当然「セルフトーク」も毎日マネージできるのです。

大変そうなどと思う必要はありません。

マネージすると決めて、上手くいっていれば「自分らしい」、上手くいっていないと気づいた時は「自分らしくない」。

これだけです。単純なことなのです。

さて最後に、この「セフルトーク」ということをコーポレート(組織・団体)で考えるとどうなるのか、について少し触れておきたいと思います。

一人一人の人間に「セルフトーク」があるのと同じく、コーポレートにもそれぞれ「コーポレートトーク」があります。

「コーポレートトーク」とは、組織内におけるすべてのトーク、会話のことです。オフィシャルな会議だけではなく、ホームページに掲載している文章、休憩所で交わされる会話や会社帰りの居酒屋での上司の愚痴にいたるまで、すべて「コーポレートトーク」です。

「セルフトーク」と同様に、「コーポレートトーク」は非常に重要です。

「コーポレートトーク」が「組織イメージ」を形成し、「コーポレートのコンフォートゾーン」の境界を定めていくのです。

したがってコーポレートのリーダーは自らのトークだけではなく、組織に所属する全員のトークをマネジメントしていく必要があることがわかります。

ここでリーダーとは、単に経営者・管理職を指すのではなく、プロフェッショナルとして自らの業務に対して組織全体に責任を持つ人です。誰もがリーダー足りえるのです。

では具体的にどういう「コーポレートトーク」を目指していけばいいのでしょうか?

そこで重要になるのは、個人の場合と同じくパフォーマンスを上げる目的、すなわちコーポレートのゴール設定です。

コーポレートのゴールに近づく「コーポレートトーク」になっているか?

この観点でマネージしていくことが重要になってくるのです。