コーチングの主眼

ハイエフィカシー!

本日は、コーチングの主眼、についてお話していきます。

主眼とは、物事の最も重要な点、のことです。

コーチングの周辺ではなく、コーチングの主眼、最も重要な点について確認していきましょう。

さて、それではコーチングとはどういうことか、を紐解いていきたいと思います。

コーチングとは、マインドの上手な使い方を教えること、ということは何度も聞かれたことがあると思います。

誰から誰に教えるのかというと、当然、コーチがクライアントに教える、ということになりますよね。

我々のマインドは、どのように働くのか?

普段、私たちが生活している時には気づきにくいマインドの働き、その特徴を知ることが第一歩です。

これは、コーチング理論として説明されることでもあります。

例えば、毎日のように繰り返しているセルフトーク(内省的言語)が、セルフイメージを形成し、コンフォートゾーンを規定して、自分のパフォーマンスに影響を与える、といったことを知る。

セルフトークの重要性を認識することで、セルフトークをいちいち意識にあげることができるようになり、コントロールすることができるようになるのです。

あるいは、私たちは何かにロックオンすると、他のものがロックアウトされて認識できなくなる、といったことを学びます。

テーブルの上の果物に意識が向いてロックオンしてしまうと、同じテーブルの上にあった車のキーがロックアウトされて認識できない、といったことです。

マインドの働きの特徴がわかったうえで、次にそれをどう活用していけばよいかをコーチはクライアントに教えます。

例えば、私たちはRAS(Reticular Activating System)によって、重要だと判断した情報しか認識できないようになっています。

そのため、現状の自分がこれまで重要だと判断してきた物事しか見えず、他の情報はスコトマに隠れていて認識できない状態です。

RASの凄いところは、意識していなくてもきちんと働いている、ということですよね。

自分の生命維持に関わるようなことについては、きちんとRASが働きます。同様に、自分が重要だと判断したこともしっかり情報として入ってくるのです。

このRASの働きをよく知ると、自分が設定したゴールに重要性を与えることによって、スコトマが外れて、ゴールに関する様々な情報を取り入れることが出来る、という仕組みを深く理解することが出来ます。

ゴールの設定についても、どのようにマインドを使ってゴール設定していけばよいかをコーチは教えてくれます。

ゴールは現状の外側に設定する、と言われるが、現状の外側というのは一体どういうことなのか?

ゴールは心の底からやりたい事だけ、Want-toと言われるが、そんなことがあるのか?

ゴールはバランスホイールで設定するというけれど、意味があるのか?

こんな風に、ゴール設定ということひとつをとっても、書籍などで学んでいるだけではどうしてもわからないことがあるでしょう。

こうした言語だけでは表現しにくい微妙なニュアンスも含めて、クライアントはコーチと接することで、きちんと受け取ることができます。

これもコーチがマインドの上手な使い方を、言語だけではなく非言語情報を含めて教えている、ということができます。

コーチングの主眼は、プロフェッショナルになることを教えることではありません。

ここでいう、プロフェッショナル、とは職業プロフェッショナル、ということです。

きちんと対価を受け取って世の中に機能を提供する、というのが職業プロフェッショナルです。

職業プロフェッショナルになること自体、あるいはそれで生計を立てていくこと自体はコーチングの主眼ではないのですね。

職業プロフェッショナルを育成するのはインストラクターの仕事だからです。

コーチングの主眼は、その職業プロフェッショナルを圧倒的なパフォーマンスが上がるようにしてしまう、というところにあります。

タクシードライバーを育成するのがインストラクターと例えるならば、本物のコーチングは、F1ドライバーをレースで優勝させるように導く、といえるでしょう。

そして、さらにいえば、そのクライアントの職業以外の方面においても、抽象度が高い思考をして対処ができるようにしてしまうことです。

本物のコーチングは、職業やファイナンスといった方面に限られるものではありません。先ほどバランスホイールとお伝えした通りです。

コーチングの主眼は、プロフェッショナルを圧倒的なパフォーマンスを発揮できるように引き上げてしまうとともに、それ以外の人生の各方面においても、ゴールを設定し、いつも抽象度が高く物事を判断して、冷静かつハッピーであり続けることを実現してしまうこと、にあります。

ゴール設定の無い人生というのは、おそらく生命維持に関することと、他人から刷り込まれたニセのゴールを持ち続ける人生ということになるでしょう。

そういう人生は送りたくない、と気づき、自分なりに自己啓発を考えて実践してきた人が、認知科学に基づくコーチングに出会うとどうなるのか?

プロのコーチに出会い、先に説明したようなマインドの仕組みとその上手な使い方を学ぶとどうなるのか?

自分のマインドとその使い方がすべての現実・未来を創り出していく、ということに気づくはずです。

自分の将来には無限の可能性がある、ということに確信を持つことができるのです。

そのうえで、どんな分野・領域で機能を果たしていくのかを選ぶことができるのです。

そしてこうしたクライアントには、解決すべき課題はいつも抱えるようになりますが、不安というものは一切なくなる人生を歩んでいくことができます。

不安というのは、将来に不利益が発生するかもしれないという予測です。

本当にそれが発生する可能性があるのであれば、それは不安に思うのではなく、解決すべき課題として対処するだけです。

合理的に考えて発生する可能性がない、あるいは考えても意味がないのであれば、不安に思うこと自体がナンセンスです。

クライアントが、「すべてはマインドから始まり、自分はマインドを上手に使って、自分のゴールを達成していくとこができる」と、このように確信を持つことを、エフィカシーが上がると言います。

マインドの仕組みとその活用方法を知って、ゴールを設定したとしても、自分には出来ないのではないか、と考えてしまうと、ゴールは達成できないでしょう。

しかし、自らがエフィカシーを高くゴールを達成しつづけているコーチと接することで、自分にも達成できる、達成したい、というエフィカシーが宿っていくのです。

これは説明原理としては、いろいろあるのですが、やはりコーチがクライアントの成功を100%確信している、そしてどんなことがあってもコーチはクライアントの味方であり続ける、ということがコーチとクライアントの間で共有されるからなのです。

人間というものは、一人では心細いことも、自分を心底応援してくれる人がいると強いものなのです。